「チカが、彗さんは知将だからって!」
「チカに勝って、リーダーと同じくらい強いんですよね!?」
「なんでも言ってよ。俺ら全力でやるし!」
「……」
えっと、コレは……。
「ふふ。彗、慕われちゃったんだね」
有須の言葉を否定できなかったのは、彼等の俺を見る目が輝いて見えたからなのかな。
俺は知将なわけがないと思いながら小さく溜め息をついて、計画を告げる。
「……じゃあ、先生たちが探す場所は大体分かるから。そこ中心に行って、祠稀が行きそうな場所から先生たちを遠ざけてほしいんだ。
方法はなんでもいいけど、暴力はダメ。……それから、祠稀のお兄さんは俺も探すけど、見つけたら教えて……って、顔知らな……」
言いかけた俺の目の前に、携帯が差し出された。
画面いっぱいに映るのは、明らかに枢稀さん。
どうしてなんて聞かなくても、少年たちの得意げな顔を見れば分かる。



