僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅱ



「チカが、彗さんは知将だからって!」

「チカに勝って、リーダーと同じくらい強いんですよね!?」

「なんでも言ってよ。俺ら全力でやるし!」

「……」


えっと、コレは……。


「ふふ。彗、慕われちゃったんだね」


有須の言葉を否定できなかったのは、彼等の俺を見る目が輝いて見えたからなのかな。


俺は知将なわけがないと思いながら小さく溜め息をついて、計画を告げる。


「……じゃあ、先生たちが探す場所は大体分かるから。そこ中心に行って、祠稀が行きそうな場所から先生たちを遠ざけてほしいんだ。

方法はなんでもいいけど、暴力はダメ。……それから、祠稀のお兄さんは俺も探すけど、見つけたら教えて……って、顔知らな……」


言いかけた俺の目の前に、携帯が差し出された。


画面いっぱいに映るのは、明らかに枢稀さん。


どうしてなんて聞かなくても、少年たちの得意げな顔を見れば分かる。