僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅱ



「彗さんと有須さんは、リーダーの友達だからって……この前は、理由も聞かずに殴りかかってスミマセンでした。一緒に探してくれて、ありがとうございます」


深々と頭を下げられたことよりも、それを伝えようとする行動と言葉に驚かされた。


正直、謝罪や感謝の言葉など彼らからは出てこない、話も通じないと思っていた。この前は、そう思わせるには充分な雰囲気だったから。


俺は未だに頭を下げる全員に慌て、「俺も悪かったから」と顔を上げてもらった。


自分のほうが何倍も謝罪が下手くそだ。


「……えっと、先生たちが見回りしてるってことも聞いたんだよね?」

「はい。今リーダー停学中なんで、見つかるとヤバいんですよね」

「うん、そうだね」


有須に聞いた話じゃ、枢稀さんは祠稀を退学に追い込みたいらしい。


なんでそこまでしなきゃいけないのか確証はないけれど、黙って見過ごすわけにはいかない。


「あの、指示して下さい!」

「……え?」


どうしようか考えていると、ひとりの少年が不可解なことを言い出し、他のメンバーまでも続く。