Hurly-Burly 【完】


大変だ、やっぱり宇宙征服を狙ってる。

「人類のピンチだ。

ウルトラマン呼ばないと!!」

そして、また叩かれた。

「もう暴力的な男はモテないぞ。」

ド金髪がケラケラ笑う。

「ドチビにたたねぇよ。」

シネ!!

軽く100ぺん死んで来い。

地獄で再起不能になって来い。

「俺は身長関係ないから

いつでも抱いてあげるけどね。」

いや、断固拒否で。

「や、やっぱり、身体か!!

男は野獣説は当たってたよー。

イケない、こんなことしてる

場合じゃない。

この危険な場所から逃げねば・・・」

父ちゃんの言うとおりだ。

男はみんな野獣説。

どうやら、当たってるようだ。

「とりあえず、落ち着いて。」

あー、何て紳士なの!!

あの2人とは全然違うよ。

同じ年にはやっぱり見えないや。

「男は野獣説って面白いね。」

馨君が笑ったところ初めて見た!

何か、心が和む。

「いや、でも本当にどうして?

あたしただの委員長だし、

あたしみたいな凡人ではなく

綺麗なお姉さん方とかの方が・・」

いいのではと言おうとしたら、

「君がいいんだけど?」

もう何その反則の上目使い。

ナル君級のドッキリを貰って、

「・・・・あたしは今日死ぬんだろうか?」

窒息ならぬ心臓発作で死にそうです。

もうクラクラしそうなほどのイケメン

があたしを見つめてるとか・・信じられん。