Hurly-Burly 【完】


昨日の今日でまだあたしに関わろうと

思ってるの?

「お願い、ヒヨリン。

僕たちと仲良くなろう?」

きゃわいいい。

押し倒したくなるぐらいの可愛さ

にもう一度鼻を押さえる。

「何故にあたし?」

他にいくらだって可愛いくて

美人は居ると思うんだが?

このあたしと仲良くなりたいだと?

「ま、まさか、・・やっぱりスパイが

宇宙征服を狙う組織のアバズレが

居るのか!?」

あたしを練習台に・・・

何て、恐ろしいことなの!!

「そう来たか。」

ド金髪がげっそりとした。

「どう来たの?」

それにしても見れば見るほどの

イケメン集団だな。

冷や汗が出て来たぜよ。

「いいから頷けよ。」

ド金髪、お前あたしを騙そうと

してるのか?

新手の巧妙な詐欺師なのか?

高額のツボ無理やり買わされるのか!?

そして、身体がボロボロになるまで

働かされる。

「ひぃぃぃぃぃぃ、

身体でお金は稼げません。

お許しを!!」

バシッ。

机の上にあった雑誌で引っ叩かれた。

「痛い」

ムスっとしながらド金髪を睨む。

「じゃあさ、俺が相手しようか?」

フェロモン魔人が襲来した。

あのお方と目を合わせたら

フェロモンビームで腰が砕ける。