今年はきっと楽しくなる。
ヒヨリンが一緒だもんな。
「そんで、夏はどうすんだよ?」
慶詩が制服のポケットに手を突っ込む。
「そういや、もうそんな季節か~。」
伊織がケータイを開く。
そういえば、毎日ヒヨリンと過ごす毎日は
あっという間だった。
休日は会えないけど、ほぼ毎日会ってるからな。
「考えてねぇ。」
ちぃーはたい焼きを口に入れる。
「おいおい、美男がしおり作りましょうか
とか言って来てたぞ。」
よっちゃん、そういうの好きそう。
「俺は俄然にやる気が出た。」
そうだよな!
もうすぐ7月に入る。
夏休みも間近だ。
「ユウヤと慶詩とナルはその前に
期末があるだろ?
ウチの学校赤点取らなきゃ補修
ないんだからしっかりしてくれよ。」
馨、それ完全に忘れてた。
「それなら、ヒヨリンが居るじゃん!!
今度、勉強会開いてもらう。
ヒヨリン、教え方が上手いって評判
だし、楽勝だ!!」
ナル、その手があった!
この夏は楽しくなりそうだ。
「日和ちゃん、すごい頭いいみたいだよね。
この間の中間オール満点取ったみたいだし、
主席でこの学校にも入ったって言うし。」
俺たちには不釣り合いなぐらいありえない子
がヒヨリンだと思う。
ただ、そんなに頭がいいヒヨリンの妄想は
果てしないぐらい暴走してる。
「あの、チビの頭はどうなってんだ?」
あ、それ俺も思った。
慶詩、ヒヨリンの頭の中ってきっとすごい
お花畑が広がってるんだろうね。

