Hurly-Burly 【完】


結局、みんなを知ることさえ出来ないのか。

それは寂しいじゃないか。

「おっ、ヒヨリンここに居たって・・」

よっちゃん、お前すごいいいところで

来てくれた!!

今日はお前が神のように見える。

そのアフロは神秘なる領域だ。

「ひーちゃん、仕事終わりそう?」

もっくん、心配して来てくれたの!!

やっぱり、お主は実に優しいヤツだ。

森のくまさんを歌ってあげたい。

絶対に、そこに登場するクマさんだ。

「な、な、何だチミたちー!!

ヒヨリンは今お取込み中だ。」

と、取り込んでねぇよ!!

今の確実に勘違いされたぞ。

ちぃ君に肩を支えてもらってるところ

ばっちり見られた。

ユウヤが空気を壊すまいと2人を教室の

中から追い出そうとする。

や、やめろー!!

あたしの神様を連れて行くな。

「おいおい、ヒヨリンまだ終わらないのか?」

ゾロゾロ来ちゃってる。

これ、完全なる雰囲気ぶち壊し隊。

「ああ~、いいとこだったのによ~。

まぁ、いいもん頂きました。」

伊織君、そのウィンク寒気がする。

「ったく、どんだけチビが気になってんだよ

お前らたい焼き買いに行くぞ。」

慶詩もたい焼きそんなに気になってたんだ。

実はいうと、今度たこ焼き売ろうと思うって

あそこのおじさん言ってた。

「ナル、カスタード無くなる・・」

「京は食えないじゃん。」

ナル君と京が慶詩の後を追う。

「お、俺も行こうかな。」

馨君まで、にっ、逃げたよ。

みんなの薄情者め!!