Hurly-Burly 【完】


意味分かんねぇよって突っ込むべきか

を右脳君と左脳君と話合おうと思ったのに。

「この有様はお前の仕業か!?」

金髪ライオンの目の開きようもみんなの

視線もありえないという感じだった。

「えっと・・・そのてへっ。

ちょっと、すっ飛ばしたら案外当たるもので・・

ボトル投げつけちゃった。」

地獄絵図の現場をもう一度ちらり。

「ま、まさか、あたし犯罪者にっ。

こ、これは正当防衛だと言えるだろうか?

べ、弁護士を早急に手配せねばっ。」

そうだよ!!

あたし、結構無茶なことしたよ。

「脳外科に行って手術を先にしろ。」

金髪ライオンめ!!

「ヒヨリンの馬鹿っ!!

何で、勝手なことばっかすんだよっ。

すんげー心配したんだぞ。

何かあったらって思うと心臓張り裂けそう

なぐらい痛かったんだぞ!!」

ナル君がうるうる瞳を潤ませる。

うっ、ごめんね。

そんなに心配させて悪かったよ。

「殴られたみてぇだし。」

ダイナマイトユウヤ、そこの

ズボン下ろしたヤツが犯人だ!!

「殴られた?」

京様、眩しいです!!

その輝きにどきゅんこさんです。

「えっと、その・・・ユウ君。

そこのズボン下ろしたパン一の

お兄さんが襲いかかって来てさ・・」

ギロって京様。

京様、再起不能者にもう蹴りつけなくても

いいではないか!!

恐ろしいなっ!!

その殺気しまってくれし。

もう疲れちゃったよ。

足はガクガク言うし、腕は使い物に

ならなくなってる。