サユと一緒に登校をしたりしなかったりだが、
基本一緒に行くようにはしてる。
たまにサユと決めた時間より先に行かなきゃ
いけなかったりするからだ。
昨日はそんな話をしなかったので外に出てなかった
あたしを不思議に思って家に入ったらまだあたしが
寝ていて叩き起こされた。
ご飯はパン1枚で我慢してサユを後ろに乗せて
自転車を必死に漕いで何とか間に合った。
サユはマコ君が迎えに来て放課後デートに
出掛けるから自転車で行かない。
いつもは自転車を押しながらお喋りする
登校時間は今日は2人必死になった。
最近、おチャラけた生活をしてきた
せいだからだろうか?
中間も近いことをすっかり忘れてた。
今週末にある中間のためにも今日は
放課後図書室に行って勉強しよう。
あまり勉強しなくてよくなったとしても
手は抜けれない。
そこまでやらなくても大体頭に入ってて
も今日はあまりあの扉を潜る気にならない。
今日も空席にみんなの席は寂しく、
誰も来てないのかとため息を吐いた。
誰か来ないなら、よっちゃん辺りに
メールでもしておこうかな。
「日和、今日はどうするの?」
毎日放課後で遊んでるわけでもなく、
たまにはサユと一緒に帰ったり、
スーパーの特売日に備えて自主練
をするため早めに帰ったりする。
「図書室で勉強してから帰るよ。」
毎日どうするかを聞いてくるサユは、
あたしのお姉ちゃんというか保護者
になりつつある。
マコ君も保護者並みにいろいろ聞いてくる。
彼氏と彼女は似るらしい。
「じゃあ、あたしもそうしよう。
マコには今日は来なくていいって送ろう。」
昼休みサユがマコ君にメールを打ってるのを
横目に寝転ぶ。

