真っ向に受け取ると心がポカポカする。
「ヒヨリン、だから言ってな。
が、我慢とかそんなのしなくていいから。」
真剣に向き合ってくれてるって十分分かる。
何よりも嬉しい言葉だ。
頼って欲しいと言われて嬉しく思わない
女子が居たら可笑しい。
「あ、あのさ、気になってたんだけどさ。
何であたしにそんな構ってくれるのかねー?」
こんな普通女子に不良君たちはどこをお気に
召してしまったのだろうか?
「そりゃーね、チビだからか?」
ド金髪ライオン、お前はもう知らん。
「まぁ、色気は微小だにないけどね。」
フェロモン魔導師め。
「・・・ひよこ」
京様、それはどう受け取ればいいのかな?
「面白いとこか?」
ダイナマイト自爆しろ。
「日和ちゃんと一緒だと楽しいよ。」
馨君、君にあたしのハートを預けよう。
「ヒヨリンの笑顔が見たくて。」
ぷりちぃーエンジェルが舞い降りた。
「馨君とナル君は家にお嫁に来るが良い。
今なら、あたしのダーリンジョセフィーヌ
ももれなくついて来る。」
何だ、その特典はようと暴力ライオンに
頭を叩かれた。
「痛いっ、暴力反対。
あんた、女の子に暴力ってどうよ。
絶対に、嫌われちまうよ。」
「お前が女に見えねーな。」
ち、畜生めこんにゃろう。
あたしの正義の鉄拳を食らえ。
ライオンの髪を鷲づかみに
飛び掛かろうとするあたしへ届いた
その気が抜けてしまいそうなほど
真が抜けた声に膝をついて降参したくなった。
いきなり、出てきたりしないでよとか
思うことはあったけどさ。
それはちょっと、反則だ。

