せ、狭くなったじゃないよ。
サユはテレビのニュースを見ながら、
マコ君にラブコール中。
「女子の部屋立ち入り禁止。
ベランダなら100歩譲ってあげるから
向こうに行って下さーい。」
そして、そのビューティフル
フェイスを見せないでくれ。
毎回見ても疲れが溜まっていく
一方なのだよ。
「サユリンは彼氏と電話中?」
ナル君がベットに腰を下ろしてる
あたしにべったりくっつく。
「そうさね、あたしを放置して
ラブラブしちゃって・・あー。
寂しいもんさ。」
その言葉に一斉に視線を感じて
ゾッと寒気がした。
「ヒヨリン、寂しい?
俺が居るからそんなこと
言わないでっ。」
ぷりちぃーフェイス万歳。
「ナル君、家にお嫁に来てよ。」
マジで思うさね。
最近、君の癒し効果は絶大だ。
「えっ、」
真っ赤な頬をするナル君。
この可愛い子ちゃんめ。
あたしにもその可愛さ分けろ。
「おいおい、ウチのナルちゃんを口説いて
んじゃねぇーぞ。」
「可愛い俺のナルちゃんはやらねぇーぞ。」
悪のコンビ復活だわさ。
「ナル君、あたしのマイスィート
ハニーになろう。」
ぜひとも、そのマスコット的な君を
お家に置いておきたいわ。
「ヒヨリンっ」
ボッーと顔をさらに赤くするナル君。
もうなんて可愛いの。
あたしが女であること忘れてしまうでは
ないかね。

