そんな日々が続けば平和ボケってのは
必ずするもので毎日は来ないがたまに
朝は誰か一緒に花壇に水をやる日課
で授業も最近はやたらと和気藹々と
やるようになった。
何故かウチのクラスはこういう時
一致団結するみたいだ。
体育でもグループを決めても最終的に
意味がなくなったりしちゃう。
「あ、足が・・・」
そして、いつもの放課後がやってきた。
ゲーム対戦に勤しむあたしとよっちゃん
たち不良メンバーズ。
会員登録は下記までじゃないけど、
本当に仲良くしてくれた。
そして、今のはナル君があたしの
隣で一生懸命正座してたけどすぐ
様断念した。
罰ゲームだったのだ。
ド金髪マンとの勝負に敗れた
ナル君がユルユルと瞳を潤ませる。
「か、可愛いっ」
抱っこしたいよ。
ぎゅむっと抱きしめたいよ。
その仕草はイカンよ。
変態心を必死に隠す。
「ひーちゃん」
次、俺とやろうぜと変なところに
剃り込みがあるお兄さんが現れた。
「え、えっと?」
名前が覚えられないんだよね。
「俺、モモッチ」
その愛らしいお名前?
マジで!!
それウケる。
ヤバい、笑っちゃう。
「ひーちゃん、酷い。」
そして、ゴーカートを
やってもあたしに勝てる
ものが居るはずもなかった。

