「夏休みに泊まり込みで施設のボランティア?」

「そう。あなた、保育士になりたいんでしょ?」


違うけど…。



「今までだって市が募集してた保育所のボランティアに行ったり、幼稚園の実習に参加したりしてたじゃない」


「まぁ、子どもは好きだからね」




夏休み前のある休日。

母から市が募集してるボランティアのチラシを差し出された。




チラシに記載されている内容は

夏休みの10日間、泊まり込みで養護施設のボランティア参加者を募るというもの。


資格者が高校生から大学生までとのこと。




「あんた、今の成績じゃ四年大なんて到底無理だから、保育科の短大に行けば?」


「短大ねぇ…」


「ボランティア経験があれば試験にも有利になるわよ」




どうして母親というのは、進路や勉学に口うるさいのだろう。


お父さんは生活態度にはうるさいけど、勉強しろだの成績がどーのなんて全然言わないのに。




「とにかく参加しなさいよ。どうせ夏休みは祈くん達は部活で忙しくて、あんたに構う暇なんてないわよ?あんたは暇かもしれないけど」


「お母さんが部活辞めろって言ったから暇になったんじゃん!」


「あんたがちゃんと勉強してれば良かっただけでしょ。あんまりバカだと祈くんに愛想尽かされるわよ?」




もーうるさいな!!


私が親になったら、絶対子どものアレコレに口なんか出さないにようにしよう。