アイツとコイツは許嫁。



担任に案内され3年5組の教室へ。



ガラッ



俺が入ると騒がしかった教室が一気に静まる。


・・・こういう雰囲気苦手なんだよなー。


みんなの視線が一気に集まる。


・・・琥珀だけは、窓の外を見てたけど。


「えー、今日からクラスの一員になる高見沢摩央君だ」


そして一言何か言え、といわれた。


・・・うぜー。


「・・・高見沢摩央」


適当に名前だけ言っておいた。


続く沈黙。


「あ・・・。じゃあ席に座っていいぞ・・・っ・・・」


焦る若い男の担任。


うける。