Boys Kissシリーズ・『小悪魔とのキス・2』

「ねっねぇ、やっぱり離そうよ」

「ん? 別にいいじゃん。こんな人ゴミの中じゃ分からないって」

オレはアイツの手を握って、街の中を歩いていた。

「でっでも…」

「だってお前、こうしなきゃどっかに行ってしまいそうだし」

「行かないよ! …僕はもう、キミから離れられないんだから」

真っ赤な顔で目線をそらすコイツを、やっぱり好きだと思う。

「あっ、そうだ。言い忘れてたことがあったんだった」

「えっ、何?」

キョトンとしているアイツの耳に、囁いた。

―愛しているよ、と。