キミの日記『Cherry's Diary』

私たち3人は先輩達の下に向かった。
凄く楽しみ。
 
 
でも、何から話そう?
そんな不安が頭を駆け巡る。
 
 
こんなとき、急に不安になるだなんて
私ってホントダメな子だ。
 
 
「ねぇ、美里ちゃん。」
 
 
みつばちゃんが話しかける。
 
 
「そんな顔しなくても大丈夫だよ。絶対に大丈夫だから」
 
 
と、笑った。
そんな顔してたんだ私。
 

みつばちゃんのさわやかな笑顔に
天使って言葉が私の目の前を通過する。
 
 
ありがとう、みつばちゃん。心からそう思うよ。
 
 
 
部屋に行くと、秋口さんに東国さん。
そしてコウスケ先輩の後姿。
 
 
思わず好きって
言ってしまいそうになる。
 
 
 
たった1日ぶりだというのに
1年ぶりの再会ってくらい
凄く懐かしい気がして
寂しかった心を支えていた何かが壊れてしまいそうだ。
 
 
 
今日テストだからって
締まっていた気持ち。
今にもあふれ出しそう。
 
 
足が震える。
 
 
必死に立ち上がろうとする
私にみつばちゃんが耳元でささやいた
 
 
「ガンバレ!」
 
 
って。
 
口ぱくで
 
 
「ありがと。」
 
 
って返した。
 
 
コウスケ先輩。
先輩はこんな私の事どう思っているのかな。
 
 
うまくいえないけど
何かが胸に突き刺さっているみたいで苦しいんだ。