そのまま桃乃木とは
無言で学校を出る私達。
先に桃乃木が歩いてる。
行かない何て言ってても
『帰り道が一緒だから送ってく』
って部分はマメというか。
偉いというか。
お好み焼き屋の前に行くと
『じゃ』なんてそっけない挨拶のまま、
去ろうとする桃乃木。
すると、ヒカリが桃乃木に声をかけた。
「ねぇ。」
ゆっくりと駆けてくるヒカリの足音に気付いたのか、
桃乃木は私達の方に振りかえりこっちを見ていた。
「本当に来ないの?」
桃乃木は時計を見てしばらく考えた後、
少しだけ。
と言い私達についてきた。
それから私達はヒカリお勧めの
お好み焼き屋『桜桃』に入って行った。



