映画も終わり、外に出た時、
「記念にプリ撮ろ?」
強引に彼の手を引き連れ込む私。
「どんなポーズがいい?」
ウキウキしながら笑っていた私に
「俺、本気だから・・・」
といい、
慣れた手つきで肩に手を回す彼。
カシャって音が二人を包む。
その時、
ほっぺに触れた彼の唇。
「!?」
え?
何がおきたかわからず
頬に手を当てた。
ちらりと見た
コウスケは少し寂しそうな顔をしてた。
「ごめん。でも、俺、美里が好きなんだ。」
キス。
されちゃった。
ほっぺだけど。
・・・嫌とかじゃない。
ただ、心の準備ができてなくて。
「美里とキス・・・したかったんだ。
ごめんな」
何も言わない私に何度も謝る
そんな彼が少し愛おしい。



