由紀音「はぁ、私には、一生分からない気がするけど。人間と妖怪の寿命は違うし………」

白守「そうだな。由紀音に、私の気持ちが分かる日が来ることを願っておこう。」

由紀音「分かったら、言いに来ることにするわ。――ところで、最近、学校に悪霊出てる?」

白守「さぁな。それらしい気配は感じない。浮遊霊なら、いくらでも居るがな。」


浮遊霊なんか、どうでもいいんだけど………


由紀音「ありがとう。又、来るわ。今度は、昼休みにね。」


白守「分かった。」

そのまま、私は屋上を後にし、此処から一番近い図書室に向かった。




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