「リリアちゃんー早く起きなさい~」



母親の気の抜けた声で
起こされる朝。



……なんかだるい。


でも、時計を見ると
もう昼過ぎで。



「…流石に寝過ぎた」



重たい体を起こすと
ベッドから出て
下の階へ降りた。




「リリアちゃん遅い~お昼ご飯できてるのに~朝昼兼用~」


「ねぇ、お母さん」


「…ん~?」