ずっと光が妬ましかった。 地上の遙か彼方上空で、分け隔てなくエネルギーを降り注ぐ太陽も 暗い闇の中で、ここにいるんだと居場所を主張する 無限の星にも腹わたが煮えくり返った。 それよりも一番憎らしかったのは、 狂って醜い心に支配された、光になれない自分。 俺は…初めて会ったあの時から。 光に憧れて手を伸ばす笑顔に どうすることもできないぐらい、おかしいほどに 想い悶えていたんだ―――