で、その後本物の合鍵を作って職員室に戻したワケ。 ここまでわかった?」 「うん……。すごいことしたんだね…」 「まぁ、若気の至りだ。 でも、当時のオレ達は皆、要注意人物だったから、オレ達が動く度にセンコーは目を光らせてたんだよ。 そんなオレ達に鍵を盗めると思うか!?」 そんなに目を付けられていたなら無理だろうな…… 私が無言で首をふると、涼さんが話を続けた。 「オレには強い味方がいたんだ。