今すぐ戻って抱きしめたいが もうこれ以上お前を穢したくないんだ お前はこれから長く生きて自分の人生を取り戻してくれよ 都合のいい願いで ごめん 前を向いてもう振り返らなかった 海水は厳しくもやさしく纏わりつき俺の生命を侵し始めた (……いや、与えられたものを返上しているのか) ただ 許されるのなら 長くそれなりに満足した人生を送ったお前が 俺の待つ場所に 来てくれると いいと それが 最後に浮かんだ想い