勤めている編集者の三流雑誌も校了し 休日の部屋の中 私はソファーの上で膝を抱える 時刻は夕方だろうか 電気をつけていないので薄暗い 朝からこの場所を一歩も動いていない 趣味を持たない私にとって休日の一日は拷問でしかない ただこうして時間が過ぎさるのを待ちひたすら耐えている 仕事はこんな私に意味を与える 三流雑誌の三流記者 無遠慮な取材に出たら目な記事 意義のない仕事 忙しければ忙しいだけいい