「シュウー!」
私は初めて叫んだような気がした
それにしても大分たってからだった
シュウの体はもう半分以上海水に浸かってしまっている
私はそれまでただボーッと膝を抱えて見ていただけ
なんだかとても眠たくって夢を見ているようだった
普通に考えればおかしいんだろうけど私にはそれがとても自然な事に思えていた
−−−シュウは海に還るんだ・・・
それくらい
彼の名前を叫んだのはハッと気付いたからだ
(私置いていかれる・・・!?)
急に彼の存在が惜しくなった
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