私は、行きたくないとか、気が重いなんて先生に言ってなかった。 それなのに…… 「顔見ればわかる」 先生は、クリームシチューを唇にくっつけながら、にっこり笑う。 「会いたいんだけど…… 気が重いんだぁ」 「わかるよ。まだ時期が早いと思う。いろんなことがあった後だし、無理することない。一生続く友情なんだからぁ」 本当に、この人と結婚して良かったなって思う。 先生に出会えて良かった。 私は、先生がいないと、自分の弱さに負けてしまう。