「大丈夫か? 今回はあかんかったけど 妊娠したって事は一歩前進やん。 前向きに考えよう」 そんな慰めの言葉いらない。 「内心ホッとしてんちゃうん? 複雑ってゆうてたもんな。 喜んでくれへんかったもんな。」 嫌味しか出てこなかった。 「ホッとなんかしてない。 お前の事心配なだけや。 愛してるねん。」 嘘つき。