あなたじゃなきゃダメ...


少し落ち着きを取り戻したまこが

口を開いた。

「俺ななと結婚したいと思ってる。

元カノなんて何年も付き合ったのに

そんな事思わへんかった。

でも何でかななとは

結婚したいって思ってて…」

まこが最後まで言う前に

私は…

「結婚!?

無理やろ?

結婚なんて

そんな簡単に口にする事じゃない!」

勝手に口から言葉が出ていた。

不倫をしてから

私は結婚という言葉に敏感だった。

「それは分かってる。

でも真剣にそう思ってる。」

どうしてもまこの言葉を受け入れられない。

「言葉にするんは簡単やで。

でも今のまこには行動が伴ってない。

そんなんでななが付いていくと思うか?

このまま一緒におっても

なな、息苦しくて余計笑われへんなる。

だからとりあえず出て行って…」

ずっと泣いているまこに

何て声をかけていいのかも分からず

無言の時間が過ぎていった。