「でもな、まこ仕事辞めて
仕事の話したら黙り込むし…
前にもゆうたけど
探してんかも分からんから
仕事する気ないんかなって思った。
でもまこの事信じて待ってた。
いつか仕事見つけてくれるやろって。
でもななもいつまでも待たれへんで。
待っても待っても状況は変わらんままで
昼間何してんか分からんし…
初めはまことちょっとでも長くおりたくて
遊びにも行かんと
早く帰りたいと思ってたんが
帰ったら絶対まこがおって
お風呂もどこ行くんも一緒。
トイレまで入ってこようとする。
嫌ってゆっても噛んできたり
いらん事ばっかするから
なな毎日怒ってばっかで
だんだん笑わんくなって…
一人の時間も全くなくて
落ち着ける場所がなかった。
気が休まる時がなかった。
そんなななにたろうが気付いて
話聞いてくれて…
たろうに全部話してちょっと楽になった。」
たろうの名前を出した瞬間
まこは顔を歪めた。
でもたろうの話はちゃんと
しておかないといけない。
このままあやふやなままで
終わったらまこも吹っ切れないと思った。
だからまこを気にしつつ
話を続けた。
