「行っていいか?」

たろうは私に聞いてきた。

私は頷いた。

でも少し怖かった。

ホテルに着いて

たろうはシャワーを浴びた。

私も途中で入ってシャワーを浴びた。

そしてベッドに寝転がって

テレビを見ていた。

「久しぶりやな」

そう言ってキスをしてくれた。

空白の時間を埋めるように

何度も何度もキスをした。

懐かしく思った。

たった2ヶ月前の事なのに

すごく懐かしくて

愛おしいとさえ思った。

そして私が巻いていた

バスタオルをはいだ。

私の体を舐め回すように

見つめるたろうから

目が離せなかった。

そして私を抱きかかえ

私はたろうの上になった。