「ゆわな分からん事だって

あるねんで。

ななそんな事知らんから

仕事する気ないって思い込んでた。

そんなん初めて聞いたやんか!

でもな、携帯で探してなかったら

職安行くなりしたら?

本間に仕事する気あるんなら

それぐらいしてみたら?」

まこが分からなくなってきた。

「ごめんな。

俺本間だらしないよな。

早く仕事見つけて頑張るから!」

私はもう少し待ってみようと決めた。

付き合ったのだから

私がまこを変えてあげたいと思った。

ここで別れてもまこはだらしないままだ。

だったらせめて真面目になるまで

私が面倒をみようと…

すごく上からかも知れないけれど

この時のまこはすごくダメな人間だった。

「分かった。

まこ信じてもう少し

待ってみるわ」

私はまこに告げた。