「前からそうやけど

次からはちゃんと会って

話しいや!

また後悔だけが残るから

ちゃんと顔見て言える女になれ!

お前はえ~女やから

自信持っていけ!

俺のお墨付きや」

そう言って笑ってくれた。

「たろうごめんな…」

もう一度だけ謝った。

「もう謝らんでいい。

寂しい思いさせてごめん。

でも俺本間にお前の事

大好きやったわ。

荷物どないしよっか?」

私の家にはたろうの荷物が

たくさんあった。

「明日でも取りに来る?」

私が聞くと

今から行くとたろうは言った。

「もう10時やん。

今から来たら11時前で

また帰ったら…

明日起きられへんから

明日でいいよ」

それでも今から行くと言い張る。

私は明日にしようと何度も言った。

「なんし今もう向かってるから

荷物まとめといて」

無理矢理電話を切られた。