あなたじゃなきゃダメ...


「間に合うかな」

私の独り言に

「間に合わす。

できるだけ着くようにするから

ななはナビ見て案内して。

一緒に花火見よな」

泣きそうになった。

地図が苦手は私はナビの言う事を

必死で聞いてたろうに伝えた。

ぱっと前を見ると雪が降っていた。

「たろう雪やで!

雪降ってる。

今年最後の雪やな。

たろうと一緒に雪見たかった。

夢が1つ叶った」

窓を開けてはしゃぐ私に

「寒いからはよ窓閉めろ」

口調はきついけど

たろうも笑っていた。