左胸から溢れる血. 意識が薄れゆく――――――― まだ生きてる?俺はもう死ぬの? 視界が霞み、やがて暗闇に閉ざされる. (・・・・・・・・・相原・・・・・・あと、よろしく.) 声になったかもわからない. こんなとこで終わってしまうのかと悲しみに暮れる. 木島は相原に懺悔の気持ちでいっぱいだった. 絞り出されたかのような涙が一滴、木島の頬をつたい、床に染みた. ―――――意識が、プツリと消えた.