そこには空間の隅で尻餅をつく夏希の姿.




「大丈夫か!?」


心配を瀬戸をよそに夏希はガクガクと小刻みに震えている.





「・・・・・・真っ青な人が・・・・・あぁ・・・・怖いよオ・・・!!」



両手で耳を塞ぎ、首を左右へと激しく数回振った.

その様は尋常じゃないようである.




人・・・? 真っ青な・・・・・・人?





まともに口も聞けない今の夏希にただただ混乱するばかりだった