「美希の声が・・・・・・聞こえない・・・」 姿は見えなくとも、声は確かに鳴海真希の体の中で響いていたはずだった. それがいま、消えてしまった. 「・・・・・・・・・・・・アハハハ」 迅速に伝う. 頭の中で、死ねと言われた気がした. ボロボロの体.朽ち果てた精神. 空腹が鳴る.体に溜まりきった出せない排泄物. そしていま、完全に腐りきったものになった. 本当に、死ねと言われた気がした