「ありがとう・・・」 青くなった唇にそっとキスをすると、ぴくりとも動かない宮地の体を包み込む. 宮地の背中へ手をやると、無数の傷跡と共に、血が付着した. ――――――――悲しみ、哀れむ. 宮地の体を離さぬように自分の手と手を繋ぐ. くっついたままの唇をそのままに、ゆっくりと一方的に愛し始めた.