中箕は壁にもたれ、そのまま座りこむようにズズッと崩れ落ちた ふと、美希の顔が浮かぶ あの子、どうなったんだろう――――― 襲われたのだろうか・・・・・・ 最悪、食べられたなんてことも・・・ 少女の顔が浮かぶたびに罪悪感に苛まれる 初対面とはいえ、あんな小さな子をおいて逃げるのは間違っていた もっといえば、瀬戸たちを無理矢理連れてきた俺は・・・・・・ なんなんだろうか・・・