いつの間にかお開きの時間になり
次にどこへ行くか男性陣が相談していた。
「女の子はお化粧直しとか時間がいるよね?
じゃ、9時にこのビルの入り口で集合な?」
幹事の男の子が提案した。
気付いたら女の子たちは化粧室に行ってたみたいで
改めて自分の空気の読めなさを悔やんだ。
遅ればせながらトイレの方に足を運ぶと
「何よ、ちょっと従兄妹だからってさ~」
「一緒に帰る気でいるんじゃないの?厚かましい」
そんな声が聞こえてきた。
明らかに私の事だと分かって
トイレに入るのを躊躇っていたら
唯のそばに座っていた女の子たちが出てきた。
「まさか次のお店も一緒に来る訳じゃないでしょうね?」
「クサカリさんだっけ?
あなたは頭数を合わせる為に呼ばれたのよ、分かってる?
あなた一人位いなくなっても全然 問題ないんだから」
圧倒されて何も言い返せない。
クサカリじゃなくてクサカベなんだけど…
それすら訂正出来ない。
黙って俯いていたら
「用事があるから帰った、って言っておくから」
そっか。
帰れって事ね。
私は邪魔者なんだ。
「じゃあ、幹事さんによろしくお伝え下さい。
あと、唯にも先に帰った、って」
「任せて! ちゃんと伝えておくから!」
泣きだしそうな気持ちをグッと堪えた。
次にどこへ行くか男性陣が相談していた。
「女の子はお化粧直しとか時間がいるよね?
じゃ、9時にこのビルの入り口で集合な?」
幹事の男の子が提案した。
気付いたら女の子たちは化粧室に行ってたみたいで
改めて自分の空気の読めなさを悔やんだ。
遅ればせながらトイレの方に足を運ぶと
「何よ、ちょっと従兄妹だからってさ~」
「一緒に帰る気でいるんじゃないの?厚かましい」
そんな声が聞こえてきた。
明らかに私の事だと分かって
トイレに入るのを躊躇っていたら
唯のそばに座っていた女の子たちが出てきた。
「まさか次のお店も一緒に来る訳じゃないでしょうね?」
「クサカリさんだっけ?
あなたは頭数を合わせる為に呼ばれたのよ、分かってる?
あなた一人位いなくなっても全然 問題ないんだから」
圧倒されて何も言い返せない。
クサカリじゃなくてクサカベなんだけど…
それすら訂正出来ない。
黙って俯いていたら
「用事があるから帰った、って言っておくから」
そっか。
帰れって事ね。
私は邪魔者なんだ。
「じゃあ、幹事さんによろしくお伝え下さい。
あと、唯にも先に帰った、って」
「任せて! ちゃんと伝えておくから!」
泣きだしそうな気持ちをグッと堪えた。


