「夏木!どしたの!?」

駈け寄ると、体が熱い。

「ねえ? 熱があるんじゃないの?
立てる? 部屋まで歩ける??」

こんな夏木を見た事がない。

夏木の体を支えながら、一緒に部屋まで行く。
ベッドに寝かせて、体温計を取りに戻る。

「絶対、熱あるよ」

ドキドキしながら体温計で測ったら38.9℃。
これはマズイんじゃないの?

お医者さんってどこにあるんだろう?
そんな事 今まで考えてもみなかった。
こんな時間じゃとっくに診察も終わってる。

とにかく夏木の熱を下げなくては!!
私は大急ぎで向かいのコンビニに走っていた。