「こんな俺の事、好きになってくれてありがとな。
由佳里の気持ちには応えられないけど、早く俺の事なんか忘れてイイ奴見つけろよ。な?」

由佳里さんは頷いた。
そして、キッと唯を睨むとハスキーな声でこう言ったんだ。

「私みたいなイイ女を振るなんて。
一生後悔させてやるわ」

「ははは、そうだな。
それでこそ由佳里じゃん!
じゃ、駅まで送るから支度しろ」