―――――― 私はあなたが羨ましいと思った事があった… もしも… もしも私があなただったら…… けれど、同時に思ったの。 大切なあなたに、私と同じ思いをしてほしくない。 だから…… 私は自分の運命を受け入れる。 ねぇ…アラーナ… 私の分まで、幸せになって… それが…姉としての、望みだから…… ―――――― 第三章 二人の王女