堪えきれず泣き出すアラーナの肩にそっと手をおくと、ロアはアルヴィンとフェリシアのもとへと歩み寄った。 「お父様、お母様…今までありがとうございました…」 そう言ってゆっくりと頭を下げるロア。 最後なのだと、そう直感した。 「ロア…」 フェリシアはロアをしっかりと抱きしめた。 そして、アルヴィンもふたりを抱きしめる。 「ロア、すまなかった。アランは…」 「いいんです」 アルヴィンの言葉を遮るように言うと、ロアはゆっくりと目を閉じた。 温かい… 確かに…私は生きている…