一目瞭然に自分の部屋に入ると私はベッドに潜り込んだ。 何であんなことするの? 私をからかうのがそんなに楽しい? 「……うぅ………っ」 タオルケットに包まり声を押し殺して涙を流す。 星矢にとって私は何? 妹? そうだよね。妹だよね。 彼氏一人つくれない可哀想な妹。 だからって……だからってあんなことしなくてもいいのに。