【禁断の恋】赤い嘘【完】

公園の隅にあるベンチに座り、ボーっとしている星矢。


早く星矢のところへいかなくちゃ。


早くこの気持ちを伝えなくちゃ。


逸る気持ちとは裏腹に私の足腰は限界を超えていて。

「キャッ……――!」


足がもつれ、私は公園の真ん中で派手に転んだ。