小1時間が過ぎる頃…


『うん…』


ソフィアは目を覚ました。


『目を覚ましたみたいだな』


ソフィアが寝転ぶベッドの隣の椅子に座っている警官が告げた。


『あっ、この人間め!!俺を殺そうとしやがって!!』


ソフィアは瞬時に立ち上がり、警官から離れた。


『殺そうだなんて、おかしな事を言うなー。でも、顔色はまだすぐれないみたいだが、そんだけ元気があればもう大丈夫だ』


警官はそう言って笑った。


『人間なんかに心配なんてされたくないやい!!』


ソフィアはそう言って、警官を睨んだ。


『家まで送って行こう、家はどこだね?』


警官はソフィアに尋ねた。