「有治…」



父さんがいつの間にか横にいたけど、驚くことさえ、出来なかった。


「愛を拾ったのは、ゴミ捨て場だった」



感じていた。


愛がロボットだと知った日から。


また、拾ってきたんだと。


だけど、そんなことは気にもならなかった。


ただ、ただ愛がいてくれれば良かったんだ。


「……っつ……」



俺にもう涙を止める術なんてない。