「…だがハズミ。お前は彼女達には優しくなかったようだな」

ハズミの笑顔が強張った。

「どんなに自分を誤魔化そうと、お前の女性への嫌悪感は拭えなかったみたいだな。現にお前の持ち主となった彼女達は全員、ラブゲージゼロで死んだ。それはつまり、お前が彼女達に不満を抱いていた証拠だ」

ハズミの顔色が見る見る真っ青になっていく。

「現に私もお前を構うようになってから、ラブゲージには注意してたんだ。だがお前はどんなに機嫌を取っても、50以上は決して上がらなかった」

『まッマカがキライなワケじゃないよ!』

「分かってる。お前が嫌いなのは、女性という存在そのものだ」

『っ!』

「なのにお前は自分を誤魔化し、彼女達どころか私をも欺いた。…その罪、逃げられないことは分かるか?」