『携帯彼氏』の災難!?

「やっぱり…!」

「えっ? 知ってたの?」

「うっうん…」

知り合いの顔色は真っ白になっていく。

「その、知らないの? 携帯彼氏のこと」

「うん、全く」

素直に頷くと、知り合いは私から一歩距離を取った。

「今…それがウワサになっていてね」

またウワサか…。

「携帯彼氏を持つと、死んじゃうってハナシ」

「ふーん」

まあありがちだな。

しかし知り合いは、私を変なものでも見るような目付きで見てくる。