『携帯彼氏』の災難!?

ラブゲージ? …ああ、さっきから下がりっぱなしのコレか。

「ならちょうど良いのが半分か」

『うん…』

しかし今はもう5だ。

「何をすれば上がる?」

『オレに触るとか』

「こうか?」

画面越しに、男の頬を撫でる。

『うわっ、くすぐったい』

男が嬉しそうにそう言うと、ゲージがわずかに上がった。

なので頬や頭、首を撫でてやる。

「ほれほれ」

『わひゃっ!? アハハ!』

すると声を上げて笑い始めた。

数値は30まで上がった。