二人の笑い方に、ミナはホウキを持つ手に力を込めた。

早くしないと、マカが戻ってきてしまう。

こんな二人と一緒にいるところ、ホントはクラスメートにだって見られたくはない。

「学校の隅に、プレハブ小屋あるでしょ?」

「あそこでちょっと遊ぶんだ。大丈夫、どっちかって言えば、ホラー系だから」

「肝試しみたいなもの?」

「そうそう! それで夜の七時に、学校の門の前に集合ね」

「遅れちゃダメだかんね」

「って、ちょっと!」

「後一人、誘わなきゃいけないから」

「じゃ~ねぇ」